若人、魚を科学で釣る。

十代にして釣り歴十年以上の理系学生が、無謀にも物理学、生物学等を用いていかにして魚を釣るかを考察するブログです。無学な点多々あるかと思いますがあくまで自分の頭の中を整理をする事が目的でありますので御了承ください。

魚の進化の話。

お久しぶりです。

だいぶ期間があいちゃいましたがぬるっと始めたいと思います。

 

今日は魚の進化について話したいと思います。

マグロだったりアジだったりカレイだったり魚というと色々思い浮かぶと思いますが、彼らはいったいどのようにして進化してきたのでしょうか?

これには気候条件が関係すると言われています。

 

ここで、前提の知識を書くとします。

釣り、特にバス釣りやワカサギ釣りをしている人はよくご存じですがターンオーバーというのがあります。

ターンオーバーとは初春、晩秋頃に淡水の止水状況下で起こる水循環のことです。

水は5度で密度が最大となる性質があり、この頃の朝方になると表層の水温は5度、つまり一番重い水が表層に出来上がることにより重力に従って低層の水と逆転現象が起こってしまいます。そうなると水が湖や池の中をかき乱しますのですから底に沈んでいるヘドロだったりが巻き上がってしまい魚の活性を下げてしまいます。釣りにおいては全く歓迎されませんが実はこの現象が進化というマクロな視点で考えてみるととても興味深い事が分かります。

(注として、環境面でもターンオーバーが起こることは純粋な悪ではありません。これにより動物プランクトン発生の起点となりワカサギなどの小型な魚の成長が促進されます。ただどこかの番組みたいに池の水を抜くようなことはターンオーバー以前の問題で酸欠やphの急激な変化など水質の悪化に生き物が耐えられず死にます。)

本題の移しましょう。

熱帯の海は年中温暖であるため海水の上下循環が乏しくサンゴ礁などの急な駆け上がりなどがある環境だったり河口周辺だったりを除いて栄養が乏しいです。

そうなると熱帯の海で生まれた魚はずっと海にいるよりも淡水に移動しちゃった方が大きく育つ可能性があります。

この例はウナギです。日本で捕れるウナギはマリアナ海溝周辺の温暖な海で生まれて日本の川で育つようになりました。

 

他方、寒冷な海は海水の上下循環が盛んに起こり、栄養豊富なため、ずっと河川などの淡水にいるよりも海水に移動した方が大きく育つ可能性が高くなります。

この例はサケです。サケは寒地の河川で生まれて海に下って育つようになりました。

 

この考察はサケ科の魚に一生淡水で過ごす陸封型がいても一生海で過ごすものはいないことからも最初のすみかは産卵場所の方であると考えられます。

 

これらの回遊魚では鰓、腎臓の機能に関して、淡水型、海水型の切り替えが行われています。

海産硬骨魚類と淡水産硬骨魚類ではこれらの機能がまるで異なりこのことの解説はめんどくさいのでディスカバリーチャンネルの解説で良いのがありますから見てください。

URL貼っときます。

 

以上から魚の進化は気候による影響が大きくとても興味深いものであると推測される。

 

 

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