若人、魚を科学で釣る。

十代にして釣り歴十年以上の理系学生が、無謀にも物理学、生物学等を用いていかにして魚を釣るかを考察するブログです。無学な点多々あるかと思いますがあくまで自分の頭の中を整理をする事が目的でありますので御了承ください。

ルアーの追尾について

お久しぶりです。

 

最近、ジギングやタイラバ等水中映像をようつべで観ててふと思ったことがあります。

 

それは魚は種類が違えど行動は同じなんだなということです。

 

どう言うことかと申しますと、タイラバを追ってくる鯛やジグをチェイスする青物らはルアーを目視すると最初は頭をルアーの方に向けゆっくり近づき、徐々にペースアップして本格的にアタックしようとします。かなり近づいてからは個体の持つルアーに対する好奇心とでも言いましょうか、気持ちの高ぶりによって魚の取る行動は異なります。

勢いよくルアーを丸飲みにしたり、鼻先でルアーの一部をかすってみたり、青物だと尾びれでジグ叩いたりすることもあります(トップでヒラマサがスレで釣れる事が割りとあるのはこれです。この習性は軟骨魚類の頃からあると思われ、理由はオナガザメの一種のニタリなどは自分が持つ長い尾びれを用いて水面にいる小魚を叩いて弱らせる行動が確認されているからです)。

これらの行動は釣り人が観ていて興奮するような瞬間でありますが、普段海釣りしているとカメラでも落とさない限り見れません。

 

しかし、似たようなチェイスシーンは他の釣りでもよく見られ、かつ生ではっきりと見ることが出来ます。

 

特筆すべきは菅釣りでしょう。

 

ニジマスなんかが放流されていて家族連れが行くような釣り堀ですが、これがルアーで大物を釣ろうとすると意外と難しい。そりゃ塩焼きサイズのニジマスなんかを餌釣りで釣ろうとすれば簡単です。

しかし、ルアー専用ポンドで普段からルアーを通されてる鱒ちゃん達は中々賢い。

そんな鱒達がルアーを追うときに見せる行動がまさに上述した動きそのものなんです。

確かに大型のイワナとなると頭の可動域がかなり広く(イメージで言うとスうねうねしながらチェイスしてくる感じ)俊敏なので少し印象は違いますが、それでもやはりスイッチが入った鱒は青物やそれらと変わらない動きです。これらの行動を観察したい場合は、クリアな止水の池がある管理釣りがオススメです。例えば、すそのフィッシングパーク、鹿島槍ガーデン、フォレストスプリングス系列辺りだと綺麗な池があります。

そこらの池で状況に応じてトップや表層30センチ以下層を通せば青物さながらのチェイスシーンが見れます。

 

ジギングやタイラバなどオフショアをやられている方は一度菅釣りの鱒達のチェイスシーンを実際に行かずともようつべで観てみると視野を広げられるかも、、、。